花粉症対策のプロポリス
今や日本人の4人に1人がスギ花粉症と言われています。花粉が飛び交う頃には、マスクやメガネをしている人が多くなります。くしゃみや鼻水、目のかゆみなどに悩まされ、勉強や仕事にも影響しますね。花粉症の薬はいろいろ販売されていますが、ノドの渇きや眠気などの副作用も報告されています。さまざまな健康効果が確認されているプロポリスには、花粉症に対する効果も期待されています。
花粉症のメカニズム
花粉症はスギやヒノキなどの花粉が目や鼻に入ることで引き起こされるアレルギー性の病気です。人は、目や鼻に花粉が入るとその物質が「異物」がどうか判断します。「異物」と判断されると異物を排除するために抗体がつくられます。この抗体が作用して物質(ヒスタミンやロイコトリエン)を分泌し花粉を外に出そうとします。くしゃみで飛ばしたり、鼻水や涙で流したり、鼻水で防御しようとするのです。
プロポリスの花粉症に対する効果
プロポリスが花粉症に効果がある理由は、いくつかあげられます。
抗炎症効果
プロポリスに含まれるフラボノイドには抗炎症効果が認められています。鼻の炎症を抑制して、過敏になった鼻の粘膜を落ち着かせる働きがあります。
痒みや痛みを軽減する
プロポリスに含まれる多糖体は、鼻の粘膜を守る働きがあります。外からの刺激を抑制し、痒みや痛みを軽減させます。
免疫力をアップさせる
体の免疫力が落ちると、過剰に反応してしまう傾向があります。花粉症などもこの過剰反応が原因で、花粉を「異物」として判断してしまうからです。プロポリスには免疫力をアップさせる効果も期待されています。
ヒスタミンなどの分泌を制御する
山田養蜂場の研究グループが軽度の花粉症の人30人を対象に実施した実験では、プロポリスがロイコトリエンの放出を抑制することが報告されています。また、高濃度プロポリスでは、ヒスタミンの放出も抑制することが認められました。
花粉症の予防や改善のために1日300mgを
プロポリスには、アレルギー症状を緩和させる効果が期待されています。そのためにも用法や容量をしっかりと守ることが大切です。効果的な摂取量は1日300mgが目安と言われています。ハチミツやレモンなどビタミンCを一緒に摂取すると更に効果が期待できます。